黒歴史日記。

なで肩です。

自意識過剰マンの戦いについて

今日の昼は大学の友達と履修を組みながら電話をしていた。そこからどういうわけか自意識の話になった。みんな暇なのだ。そこでも話したが、僕は大学生になるまでマックでセットしか頼めなかった。

 

ハンバーガー3つください!!」「クォーターパウンダーのセット!サイドはナゲットで!あ、ソースはバーベキュー!」なんて恥ずかしくて絶対に言えない。「テリヤキセット、ポテトトコーラデ、テンナイデス」がマックで唯一使える呪文だった。好きな物を好きな量頼んだり、サイドを変えてみたり、店員さんの前で自分を出すことができなかった。完全なる自意識過剰マンである。

散髪もそうだ。「こうこうこうしてください」が言えない。とにかく美容師さんに「こいつカッコつけようとしとるやんけ!」と思われたくない。大学生1年生のとき、僕は憧れのツーブロックにしようとしていた。でも言えない。美容師さんに「ツーブロックにしてください」は絶対に言えない。「横と…後ろ?3ミリで刈り上げてください」これである。"ブロック"を"刈り上げ"に置き換えることで、「カッコつけ感」を軽減させることができる。僕の発明である。

この話をすると周りから「いや、お店の人は仕事だから!」「お前のことなんて誰も見てないから!」とツッコミをいただく。その通りだ。その通りだとは思うが、もし、もし自分がお店の人なら…??「いや、お前ハンバーガー3個てわんぱくか!」「いや黙って1番うまいポテトとコーラ食っとけや!お前の細かい趣味思考興味ねぇよ!」「いや、お前みたいなじゃがいも面は髪型とかそんな小手先気にする場合やないんよ!」絶対思う。絶対イジる。

しかし、こんな僕でも今ではマックにいっても「ハンバーガーとチキンクリスプ持ち帰りで」が言えるし、今までは頼むのにハードルが高かった季節ものの「てりたまセット」も頼めるようになった。美容室で「こういう感じにしたいんですけど…」も言える。
成長した!というよりは単純にお金がないからだ。大学生になって自分のバイト代から出すお金はセットより安くてお腹が膨らむ単品バーガーに使いたいし、美味しいものは食べたいし、たまに行く美容院ではなんとか結果を残したいと思うようになったのだ。1度これらが言えるようになると、2回目以降は言いやすくなる。これらが言えるようになると、なんだか今までより他人の目線を気にしなくて済むようになってきた。すごく生活が豊かになった気がした。サヨナラ!自意識過剰マン。キミはもう必要ないんだ。ありがとう!自意識過剰マン〜〜さようなら〜〜〜〜〜

 

「てりたまのセット?珍しいね。いつも単品のハンバーガーだけなのに!」「え?あぁ…このモデルさんは骨格が細長いからいいけどお客さんはちょっと似合わないかもねぇ…」

 

実際に言われた言葉である。

 

「次回!帰ってきた自意識過剰マン!!地球にはキミの力がまだ必要だ!!!戦え!みんなの笑顔を守るんだ!!!」